障害者施設での取り組み
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障害者支援施設さわらびにおける、自動車運転再開等へ向けた支援の取り組み

 当施設では、事故や病気により、身体機能や認知機能に障害を有した方に対して、自動車運転の再開支援を行っております。
 現代、社会参加をする上で、自動車運転は必要不可欠なものと言えますが、当施設においても、社会参加を促進する支援の一つとして運転再開に対する支援を行っており、機能訓練や生活訓練、就職前訓練と並ぶ重要な項目と捉えています。
しかし、一方で、自身の運転による自動車利用は、便利さばかりが目立ち、その危険性や社会的責任について、軽視する現状があります。
 以上の点を踏まえ、当施設における自動車運転再開支援では、運転者となる本人ばかりでなく家族、社会全体も含めた中で、皆にとって安全で実用的な移動方法とは何かを、併せて提案させていただくことを心掛けています。
 
※支援の途中であっても、検査や評価の結果によっては、実用的と思われる方法(公共交通機関の利用等を含めた地域の各種社会資源等)を提案させて頂く事があります。また、運転支援を受けることにより、運転再開が保障されるものではないこと、あくまでも可否の判断は、公安委員会であることは予めご了承ください。

支援の内容
支援の内容としては、神経心理学検査・運転適性検査・シミュレーター検査センター内教習コース利用よる実車評価・自動車教習所等での評価と、検査と評価が主なものとなります。また、支援に際しては、当施設の嘱託医、または、かかりつけ医の指示や家族の同意が必要不可欠となります。
※医師の診察にて欠格事項に当てはまると判断された方については、支援が提供できない場合があります。

対 象

  1. 当施設において自立訓練事業サービスを受けている方。
  2. 医師や家族から自動車運転再開支援に関する同意が得られている方。
  3. 社会復帰の一環として自動車運転の再開を希望する方。
  4. 65歳以下の方。
  5. すでに運転免許を取得している方。

※普通乗用車の運転再開支援が中心のため、タクシーやトラックなどの職業ドライバー向けやバイク等の特殊車両の支援は原則行っていません。

実績(平成27・28年度)

27年度運転評価 実績

    入所 通所 合計
希望者 8 1 9
疾患別 脳血管疾患 5 1 6
脊髄疾患 2 0 2
その他 1 0 1
評価結果 適性あり 4 1 5
適性なし 3 0 3
保留 1 0 1

28年度運転評価 実績

    入所 通所 合計
希望者 6 2 8
疾患別 脳血管疾患 5 2 7
脊髄疾患 1 0 1
その他 0 0 0
評価結果 適性あり 6 1 7
適性なし 0 0 0
保留 0 1 1
運転再開が困難な方に対する支援として

 当施設の自動車運転支援を受ける中で、残念ながら医学的な観点から運転再開を断念する選択をした方々が少なからずいらっしゃいます。そんな方の中には、生活の一部となっている自動車運転ができなくなるということに大変な不自由さを感じ、併せて、喪失感や絶望感を感じる方が多いことも事実です。当施設では、そのような方々に対し、生活に即したより実用的な「移動方法」を当事者ばかりでなく家族も含め、相談していくものとしています。また、その人らしい生活とは何か?生きがいとは?その人が、自信や満足感を持って生活していく為には等、精神心理的なフォローアップも忘れずに行うものとしております。
 具体的な支援内容としては、公共交通機関を利用した外出方法の支援(助言や訓練)、地域のサービスの紹介の他、生活スタイルの代替え案の提案(運転しなくてもいい住環境等)をする等、その方が納得して自立した生活を送るための方法を共に考えていきます。

職場への移動支援と公共交通機関を利用した外出支援

 

【職場への移動支援】

 

【公共交通機関を利用した外出支援】

自動車運転(再開)支援を利用された方の声

当施設の自動車運転支援を受けた方々の感想やご意見の一部を下記に紹介します。運転再開が出来た人や残念ながら運転再開が出来なかったものの、自動車運転以外の移動方法を検討することで生活スタイルを確立された方などの声をご紹介いたします。
※個人情報に配慮し本人の承諾を得た方のみ掲載しています。

Aさん 50歳代 男性 脳梗塞後の左片麻痺
脳梗塞発症後、自動車運転支援を受けるために、中伊豆リハビリテーションセンターへ行くことに決めました。今後を考えると自動車の運転ができることで行動範囲も広がり、大変良かったです。

Bさん 40歳代 男性 脊髄損傷
怪我をして足が動かなくなり運転はもう無理だと思いました。中伊豆リハで手動で運転ができると聞き、運転の訓練を受けました。車が自分で運転できるとできないのでは全然違うので、本当に良かったと思います。また自分で車を運転する、そのことが何よりも喜びです。

Cさん 50歳代 男性 脳出血後の左片麻痺
車の運転の検査を受けましたが、視野の関係で運転できない身体なのだと知りました。まだあきらめきれない気持ちですが、さわらびの職員さんとバスや電車の練習をさせてもらい何とか生活ができるようになったことは、とてもありがたいと思っています。

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